【Salesforce】取引先責任者-to-複数取引先の使い方

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【Salesforce】取引先責任者-to-複数取引先の使い方 SalesCloud

こんにちは、にいるです。

今回は、「取引先責任者-to-複数取引先の使い方」について説明したいと思います。

【ヘルプ】取引先責任者-to-複数取引先
【ヘルプ】取引先責任者-to-複数取引先の設定
【Trailhead】取引先と取引先責任者のリレーションの説明

1.取引先責任者-to-複数取引先とは

取引先責任者-to-複数取引先とは、1人の取引先責任者を複数の取引先に紐づけて管理できる機能です。

例えば、A社の役員である田中さんは実はB社のコンサルタントであり、C社のコンサルタントでもあるというのは普通にあり得ますよね。

取引先責任者-to-複数取引先

ただSalesforceの標準仕様だと取引先責任者は1つの取引先にしか紐付けられないようになっているため、これを実現するにはカスタマイズをする必要があります。

ですが、Salesforceには「取引先責任者-to-複数取引先」という機能があり、これをオンにするだけで簡単に実現できます。

2.取引先責任者-to-複数取引先の設定方法

[設定]→[取引先設定]をクリックします。

「取引先責任者-to-複数取引先の設定」セクションの[取引先責任者を複数の取引先に関連付けることをユーザに許可]にチェックを入れます。
取引先責任者-to-複数取引先の設定

これで完成です!簡単ですね!

3.検証

では実際に田中さんをA社、B社、C社レコードに紐付けたリレーションを構築してみたいと思います。

まず、取引先の3社を作成して、取引先責任者の田中さんをA社の取引先に関連づけて作成します。
次に、取引先責任者のページレイアウトの関連リストに「関連取引先」を表示しておきます。

取引先責任者-to-複数取引先

すると、田中さんの取引先責任者レコードには、関連リストの「関連取引先」が見えるようになりA社だけがそこに表示されてます。

取引先責任者-to-複数取引先

次に取引先のページレイアウトも変更します。
関連リストに「関連取引先責任者」を表示しておきます。

取引先責任者-to-複数取引先

これをA社レコードで確認すると、関連リストの「関連取引先責任者」に田中さんが表示されています。

取引先責任者-to-複数取引先

ここまでは1:1の関係です。

次にB社とC社に田中さんを紐付けます。

3-1.取引先から関連する取引先責任者の追加

B社の関連リストの「関連取引先責任者」→[リレーションを追加]をクリックします。

ここで紐づける取引先責任者とロールを設定します。
ロールがあると、その人が関連する取引先でのポジションが確認できるので便利ですね。

取引先責任者-to-複数取引先

取引先責任者の田中さんのレコード上では、A社とB社が関連リストに表示されるようになりました。

取引先責任者-to-複数取引先

直接という項目は、デフォルトの取引先項目に指定されている取引先になるので、どの取引先がメインかどうかもここで把握できます。

3-2.取引先責任者から関連する取引先の追加

次に取引先責任者レコードから関連する取引先を追加します。

関連リスト「関連取引先」の[リレーションを追加]をクリックします。

取引先責任者-to-複数取引先

取引先からリレーションを追加したようにロールを決めます。

取引先責任者-to-複数取引先

完成形はこれですね。

取引先責任者-to-複数取引先

取引先責任者-to-複数取引先を使用すると、「取引先責任者を複数の取引先にロールと一緒に定義できる」ということを覚えておきましょう!

4.まとめ

いかがでしたでしょうか。

取引先責任者-to-複数取引先を使用すると、1:1だけの取引先リレーションだけでなく複数の取引先を管理できるので便利ですね。
カスタム項目でも実現できますが、この機能が標準なのでこちらを使用したいところです!

皆さんもぜひ色々と試してみてください。
他にも色々と標準機能やSalesforce機能について紹介していますので、ご覧ください。

ではでは!

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