こんにちは。にいるです。
今回はカスタムオブジェクトの管理について、ご紹介したいと思います。
・参考にしたドキュメントは「カスタムオブジェクトの管理」です。
ここではSalesforce Classic環境下での説明です。
カスタムオブジェクトの作成方法や削除、切り捨てについて見ていきます。
1.カスタムオブジェクトの作成方法
まずは作成方法から見ていきたいと思います。
名前とAPI名を指定して登録します。
レコード名も指定することができ、API名は必ずNameになります。
主な追加機能としては下記があります。
→ユーザが検索でレコードを探すことができます。
→レポートで使用できるようになります。
→レコードに行動とTodoを関連づけられるようになります。
→項目の変更履歴をレポートなどで取得できるようになります。
標準オブジェクトと同様、カスタムオブジェクトを作成すると下記の項目が標準項目として必ず作成されます。
2.カスタムオブジェクトの削除
カスタムオブジェクトは削除することもできます。オブジェクト管理画面から削除をすると、そのカスタムオブジェクトはごみ箱ではなく、[削除済みオブジェクト] リストに追加されます。
15日経つと自動的に物理削除されるので注意しましょう。
削除済みリストの中にある間は、組織内のデータとして保持されるので容量としてもカウントされます。
2-1.削除する際の注意点
何でもかんでも削除できるわけではなく、下記のパターンだと削除できません。
→従レコードが紐づいているからですね。
→主レコードの項目に紐づいているからですね。
→コンパイルエラーを防ぐためですね。
→有効なルールで使用されているからですね。
→これは容量の問題みたいですね。
2-2.カスタムオブジェクトの削除結果
次にカスタムオブジェクトを削除した結果を見ていきたいと思います。
ブックマークなどのダイレクトアクセスだとエラー「Insufficient Privileges (アクセス権がありません)」が表示される。
削除したオブジェクトが主従関係の従側になっている場合は、主従関係を参照関係に変更します。
使用できなくなるものには下記のものがあります。
削除するカスタムオブジェクトが主従関係上で、従レコードとして削除された場合は、例えごみ箱にあっても主レコードの復元はできません。
主レコードを復元しようとすると、エラーになります。
3.カスタムオブジェクトの切り捨て
カスタムオブジェクトの切り捨てとは、対象のカスタムオブジェクトから、レコードだけを削除することです。
つまり、入れ物は残しておいて中身だけなくなるということです。
デフォルトでは無効になっているので、[設定]から[ユーザインターフェース]で有効化します。
するとカスタムオブジェクトの管理画面にボタンが追加されるので、これをクリックして進めていくと切り捨てができます。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか。
標準オブジェクトだけでは完結しないと思うので、環境毎にオリジナルのオブジェクトを作成したほうが効率的だと思います。
であれば、カスタムオブジェクトの作成方法や出来ること、管理については押さえておいた方がいいですね。
ミスで削除することもあると思いますし、その場合のリカバリーは覚えておきましょう。
他にも色々と標準機能やSalesforce機能について紹介しています。
そのまとめ一覧ページはこちらになりますので、よければ見てみてください。
・Salesforceの機能ページまとめ一覧ページ
ではでは!
コメント