こんにちは、にいるです
前回と前々回で数式項目と積み上げ集計項目の使い方をご紹介しました
・数式項目はこちら
・積み上げ集計項目はこちら
今回はモジュール「数式と入力規則」の最後の入力規則についてご紹介したいと思います
・【Trailhead】入力規則の作成
1.入力規則とは
「入力規則とはデータの品質性を高めることに使用します。」とヘルプやマニュアルに書いてあります
どういうことかと言うと、ユーザが想定外の値を入力しないようにシステム側であらかじめコントロールできると言うことなんですね
例えば、必ず8桁で入力してほしい数値項目があった場合に、8桁でない数値を登録されることは運用ルール上、想定していないことなんですよね
その場合に登録する数値が8桁じゃないとエラーメッセージを表示させて保存できないようにます
これが入力規則です
2.入力規則のユースケース
では実際にTrailheadを参考に一つ作成してみます
今回は取引先の「取引先番号が8桁でないと登録できない」と言う入力規則を作成してみます
ここでが取引先番号を使用するのでAPI名のAccountNumberを使用します
そして、この値の桁数(長さ)を制御する時に便利な関数がLENになります
1 |
LEN(AccountNumber) != 8 |
実際の数式はこのようになります。
「LEN(AccountNumber)」が主語で、「!=」がではないと言う形容詞で、「8」が対象ですね
つまり、取引先番号が8桁ではないと言う意味の入力規則です
じゃあ、入力規則を保存してみます
この状態で取引先を登録してみましょう
6桁で登録しようとするとエラーメッセージが表示され保存ができませんでした
想定通りですね!これで登録されると困るので笑
次に成功パターンとして8桁に変更して登録してみます
はい、問題なく保存ができレコードが作成されました!
集計や外部へ連携するデータで変な値が入ると不都合な場合には設定しておきたいですね
3.日付の入力規則
もう一つ日付項目での入力規則も見てみたいと思います
商談に有効期限項目を作成しておきます
運用ルールはこの日付を過ぎると顧客がColdリーズになる想定とします
その場合に、有効期限を商談完了予定日より前に設定されると運用上困るので、入力規則を設定したいと思います
1 |
CloseDate > End_Date__c |
今回は日付項目を比較演算子を使用して、完了予定日が有効期限より多い(新しい)と言うロジックにします
こうしておけば、完了予定日より有効期限が古いレコードは登録されなくなります
日付の場合は比較演算子を使用すればいいですね!
4.まとめ
いかがでしたでしょうか
入力規則を使用することで、ユーザの誤入力を防ぐことができ、誤入力によるイレギュラーも防ぐことができます
大規模な組織で何人もユーザがいる環境だとどのような入力がされるのかもわかりませんし、その原因を追求することに時間を割くのももったいないです
あらかじめ、システム側でコントロールしておきたい場所があれば入力規則を設定しておきましょう!
他にも上級アドミン関係のTrailheadは下記のページで紹介していますので、ぜひご覧ください!
・Salesforce認定上級アドミニストレータ試験範囲に関するTrailheadまとめ
他にも色々と標準機能やSalesforce機能について紹介しています
そのまとめ一覧ページはこちらになりますので、よければ見てみてください
・Salesforceの機能ページまとめ一覧ページ
ではでは!
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