【Salesforce】積み上げ集計項目の使い方

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積み上げ集計項目の使い方 Salesforce

こんにちは、にいるです

前回は数式項目について、紹介しました
前回の記事はこちらからご覧いただけます

数式項目はちょっとしたロジックを考える必要がありました
例えば、フェーズが未確定なら1、それ以外なら2と表示すると言ったIf文や不等号を使った比較など

それに加え、今回は積み上げ集計項目についてご紹介したいと思います
【Trailhead】積み上げ集計項目の実装
積み上げ集計項目

1.積み上げ集計項目とは

公式には「主レコードに紐づく従レコードの項目の合計などを表示させることができます。」と書いてあります
これだけだと概念過ぎてわかりにくいですね

この項目を使用するには、オブジェクトのリレーションで主従関係が必要になります
つまり関連リストに表示できるオブジェクトの項目を集計することができるということです

積み上げできる種別は4つあります

# 積み上げ種類 内容
1 件数 従レコードの数を集計します
2 合計 従レコードの項目値を集計します
数値、通貨、パーセント項目が選択できます
3 最大 従レコードの最大値を表示します
数値、通貨、パーセント、日付、日付/時間項目が選択できます
4 最小 従レコードの最小値を表示します
数値、通貨、パーセント、日付、日付/時間項目が選択できます

2.取引先が持つ商談数を集計してみよう

積み上げ集計項目

まず取引先のカスタム項目作成で、データ型選択時に積み上げ集計項目を選択します

積み上げ集計項目

取引先が持っている全商談をカウントする設定を上記のように設定します
検索条件を付与することもできるので、「商談フェーズが成立しているもの」だけを設定するとより予実管理もうまくできそうですね

積み上げ集計項目

設定後、商談レコードを見てみると項目が追加されています
この画像では関連リストに商談が2個表示されていますね
そして、先ほど作成した取引先の商談数項目にも2が表示されています

このように関連リストのレコードに対して集計できるものを積み上げ集計項目と呼びます
従レコードを積み上げて集計するからそう呼ばれています

3.取引先が持つ商談金額の合計を出してみる

もう一つ、次は商談フェーズが成立(closed won)している商談の金額を合計してみます

積み上げ集計項目
まずは項目作成の設定を上記のようにします
今回は全商談ではないので、検索条件を使います

積み上げ集計項目

すると、商談フェーズが確定しているものは「ユーロ通貨テスト」だけなので、取引先項目には10,000円だけ集計されて表示されます

4.まとめ

いかがでしたでしょうか
オブジェクトのリレーションがあれば使用できるので、もし今の環境で何か使用できる、
もしくは値を算出するのに少し余計な機能を使用しているという場面があるなら、積み上げ集計項目に切り替えるのもアリですね
カスタマイズを外部機器や開発でガチガチに固めると、バージョンアップ時に何が起きるのかわからないので(笑)
せっかくのSFAなので、標準機能で回せる場所は回していきたいですね

他にも上級アドミン関係のTrailheadは下記のページで紹介していますので、ぜひご覧ください!
Salesforce認定上級アドミニストレータ試験範囲に関するTrailheadまとめ

他にも色々と標準機能やSalesforce機能について紹介しています
そのまとめ一覧ページはこちらになりますので、よければ見てみてください
Salesforceの機能ページまとめ一覧ページ

ではでは!

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