こんにちは、にいるです。
今回は、権限セットについて説明したいと思います。
・【ヘルプ】権限セット
・【ヘルプ】権限セットの作成
・【ヘルプ】権限セットの割り当ての管理
1.権限セットとは
権限セットとは、一言で言うと「ユーザができることを増やす機能」です。
どんな権限かと言うと、様々なツールや機能を使用できる権限、オブジェクトや項目へのアクセス権限などになります。
ユースケースで言うと、同じプロファイルの営業担当者だけど、このユーザだけ「リードの削除」権限を付与したいという時に使用できます。
# | 権限セットで付与できる権限 | 内容 |
1 | アプリケーション | 使用可能なアプリケーションを定義します。 |
2 | 接続アプリケーション | 使用可能な接続アプリケーションを定義します。 |
3 | オブジェクト設定 | 使用可能なタブやオブジェクトレベルでのアクセス権限設定、レコードタイプの割り当て、項目レベルセキュリティを定義します。 |
4 | アプリケーション権限 | アプリケーション内で「リードのインポート」などのユーザが実行できる操作を定義します。 |
5 | Apexクラスアクセス | 使用可能なApexクラスを定義します。 |
6 | Visualforceページのアクセス | 使用可能なVisualforceページを定義します。 |
7 | 外部データソースアクセス | 使用可能な外部データソースを定義します。 |
8 | フローアクセス | 使用可能なを定義します。 |
9 | 指定ログイン情報アクセス | 使用可能なを定義します。 |
10 | データカテゴリの表示 | 使用可能なナレッジのデータカテゴリを定義します。 |
11 | サービスプレゼンス状況のアクセス権 | 使用可能なサービスプレゼンス状況を定義します。 |
12 | カスタム権限 | 使用可能なカスタム権限を定義します。 |
13 | カスタムメタデータ型 | 使用可能なカスタムメタデータ型を定義します。 |
14 | カスタム設定の定義 | 使用可能なカスタム設定を定義します。 |
15 | システム権限 | 「すべてのデータの参照」などのシステム権限を定義します。 |
16 | サービスプロバイダ | 使用可能なサービスプロバイダを定義します。 |
2.権限セットの設定方法
続いて、権限セットの設定方法を見ていきたいと思います。
やることは3つです。
※今回はセッションの有効化は選択しません。
# | 権限セットの設定でやること | 内容 |
1 | 権限セットを作成 | 表示ラベルやAPI名、使用するライセンス(あれば)を定義します。 |
2 | 権限を選ぶ | ユーザに付与する権限を選びます。 |
3 | ユーザに割り当て | 権限を付与するユーザもしくはプロファイルに権限セットを割り当てます。 |
今回はアプリケーションの使用権限をセットしたいと思います。
まずは権限セットの新規作成で、プロパティを定義していきます。
次に権限セットに含める権限を選択します。
今回はアプリケーション「test (test1)」をセットします。
これで権限セットの作成は完了しました。
最後に、使用するユーザに割り当てを行います。
権限セットの「割り当ての管理」ボタンから割り当てが可能です。
付与したユーザレコードの関連リストを確認すると権限セットが追加されているのが確認できます。
これで一連の流れが完了です。
3.まとめ
いかがでしたでしょうか。
権限セットはユーザにできることとできないことを定義することができるとても便利な機能です。
さらにユーザ単位でなく、プロファイルにも設定できるので一括して付与することもできます。
より複雑な権限管理をしたい場合には、どんどん活用したい機能ですね。
皆さんもぜひ色々と試してみてください。
他にも色々と標準機能やSalesforce機能について紹介していますので、ご覧ください。
ではでは!
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