こんにちは。にいるです。
今回からまた違うモジュールを進めたいと思います。
テーマは「セッションベースの権限セット」について。
※Trailheadは下記の3つを凝縮しています。
・セッションベースの権限セットの使用開始
・コードを作成せずにセッションベースの権限セットを有効化
・有効化フローへの容易なアクセスの作成
1.セッションベースの権限セットとは
今回のキーワードは2つありますね。
1つはセッションと、もう1つは権限セットです。
まずはそちらを見ていきます。
1-1.セッションとは?
まず、セッションとは何か?という話ですがSalesforceにログインしてからログアウトするまでの間のことを指します。
例えば9時にログインして10時にログアウトすればこの間を1つのセッションとみなします。
また、10時から11時の間に次のログインとログアウトをすれば9時台のセッションとは違うセッションになります。
1-2.権限セットとは?
権限セットとは一人一人のユーザに対して、様々な機能やツールを拡張できる機能になります。
オブジェクトのアクセス権限も付与することができます。
1-3.なぜセッションベースによる付与なのか
それは、特定の条件下で権限を与える必要があるからです。
権限セットを常に付与しておきたくないという場合が少なからずあると思います。
そういう時にセッションベースで権限セットを付与します。
2.セッションベースの権限セットの使い方
2-1.設定方法
設定方法はとても簡単です。
通常の権限セットのように、レコードを作成します。
その中の[セッションの有効化が必要]というチェックボックスにチェックを入れるだけです。
2-2.有効化する際の注意事項
使用する前にやることは2つです。
1つは作成した権限セットをユーザに割り当てること。
もう1つはフローによる有効化です。
今回は簡単なフローを作成して、セッションベースの権限セットを有効化したいとおもいます。
3.設定後検証
では設定後の動作確認をしたいと思います。
最初に忘れずにフローの有効化と権限セットの割り当てをしておいてください。
まずは通常のセッションです。
契約オブジェクトに新規作成や編集ボタンがないですね。参照権限しかないことが確認できます。
次にフロー実行後のセッションです。
先程はなかったはずの新規作成、編集ボタンが表示されました。
セッションが切り替わっているからですね!
フロー実行で一時的な権限を付与できるのは便利ですね。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか。
ユーザに特定条件下で与えたい場合はセッションベースにしておけば、より柔軟な設定が可能になりますね。
社内にいること、特定のレコード値があることなど、いろんな場面でのユースケースが考えられると思いますので、ぜひ使用してみてください。
上級アドミン関係のTrailheadは下記のページで紹介していますので、ぜひご覧ください!
・Salesforce認定上級アドミニストレータ試験範囲に関するTrailheadまとめ
他にも色々と標準機能やSalesforce機能について紹介しています。
そのまとめ一覧ページはこちらになりますので、よければ見てみてください。
・Salesforceの機能ページまとめ一覧ページ
ではでは!
コメント