こんにちは、にいるです。
今回は、「個人取引先の使い方」について説明したいと思います。
1.個人取引先とは
個人取引先とは、取引先の1種です。
通常は、企業の取引先があり、その企業の担当者を取引先責任者に登録してSalesforceを使用しますよね。
ですが、現実には個人がそのまま取引先になっている場合があります。
その場合、同じ情報を取引先と取引先責任者に登録することになり、これはナンセンスな形になってしまいます。
それを解決するものが、個人取引先という機能になります。
個人取引先を使用することで、特定の取引先項目と取引先責任者項目が1つのレコードに集約され、1つのレコードで保存することが可能になります。
個人取引先の使用イメージとしては、取引先責任者と同じように使用します。
2.個人取引先の設定方法
続いて、個人取引先の設定方法を見ていきたいと思います。
やることは3つです。
# | 個人取引先の設定でやること |
1 | 個人取引先の有効化 |
2 | ケースを登録 |
3 | 個人取引先レコードタイプの割り当て |
まずは、個人取引先の有効化を行います。
[設定]メニュー→[取引先設定]→[カスタマーサポートによる個人取引先の有効化を許可]を選択します。
1.少なくとも、取引先オブジェクトに1つのレコードタイプがある。
2.取引先に対する「参照」権限を持つユーザプロファイルに、取引先責任者に対する「参照」権限がある。
3.取引先責任者が「親レコードに連動」するように、または取引先および取引先責任者の両方が「非公開」となるように組織の共有設定が設定されている。
次に、ケースを登録します。
これは個人取引先の有効化をすると、Salesforceからメールが届くので、その手順通りに登録します。
最後に、個人取引先レコードタイプの割り当てを行います。
個人取引先を使用するプロファイルに個人取引先のレコードタイプを割り当てます。
システムが作成したものとは別に、追加で新規の個人取引先レコードタイプを作成することも可能です。
3.まとめ
いかがでしたでしょうか。
個人取引先を使用することで、取引先-取引先責任者の階層を使用しない顧客管理が可能になります。
B2Cを軸としたサービスを展開している企業であれば、この機能は必須になってきますね。
皆さんもぜひ色々と試してみてください。
他にも色々と標準機能やSalesforce機能について紹介していますので、ご覧ください。
ではでは!