こんにちは、にいるです。
Salesforceの管理パッケージ、SVFについて書いてみます。
1.SVFとは
SVFとは、ウィングアーク社が開発した管理パッケージの1つです。
これを使用すると、Salesforceのレコードの内容を反映した帳票の作成が可能になります。
例えば、顧客に請求書を送りたい、顧客の情報をPDF化して社内に保管したい、レコードの情報をExcelやワードに変換して管理したいといったことがノーコーディングで実現できます。
費用は月額30,000円から導入でき、従量課金制で期間内に使用できるポイントを購入して、そのポイントを消費していくシステムです。
※詳しくはウィングアーク社のホームページをご覧ください。
帳票はVisualforceでも実現できますが、ユーザの開発スキルとメンテナンスが必要になってくるため、もし開発が苦手な方や開発リソースが社内にないのであれば、SVFを導入するのもいいと思います。
2.出力制限
SVFは上でも書きましたが、従量課金です。
使用量によりポイントが消費されるので、SVFで帳票を作成するごとに、コストが発生してしまいます。
ここでいうコストとはポイント、つまり金額ですね。
なので、ユーザが帳票作成ボタンをむやみに押しまくると、その全てがコストになります。
ユーザが作成した帳票全てがもし同じであった場合、いらないお金を払っていることになります。
が、SVFの標準機能を使用すれば、 これは簡単に解決できます。
チェックボックス型の項目をSalesforceに作成しておきます。
そして、SVF側でその項目を使用して制御する設定を行うだけです。
この機能を知っている知らないで大きく違います。
※詳しくはこちらのマニュアルをご覧ください。
1つ目はコストの削減、2つ目はSalesforceに制御するプログラムを作らなくていいことです。
1つ目はすでに説明した通りですが、2つ目についてはこの機能を知らないとトリガーかフローを作る必要が出てきます。
例えば、SVFでメモ&添付ファイルを作成するボタンを作ったとします。
この時、同じレコードに添付ファイルがつけられないようにしようとすると、レコードタイプを変更してSVFのボタンが表示されないようにするといった処理追加しないといけません。
さらにそのテストクラスも必要となるので、結構な工数がかかってしまいます。
もしSVFを使用するのであれば、標準機能でできることを最初に把握しておきたいですね。
3.まとめ
いかがでしたでしょうか。
SVFは帳票作成を目的としていますが、Salesforceのデータを外部ファイルに落とせるので、その点でも有用性が高いと思います。
カスタマイズもさまざまなことができるので、興味がある人は無料期間で色々試してみてはどうでしょうか。
SVFのサポートもクイックにレスポンスをくれるのでとてもやりやすいと思います。
皆さんもぜひ色々と試してみてください。
他にも色々と標準機能やSalesforce機能について紹介していますので、ご覧ください。
ではでは!